2016.11.09

「誰に売るのか」or「何を売るのか」どちらが先か? 順序が逆では上手くいきません。

新規OEMのご相談を受けた場合、普通は「こんな化粧品を作りたい」という話から始まりますので「何を売るのか」は決まっています。当たり前の話ですね。しかし、「誰に売るのか」をお聞きすると、少しぼんやりとしたお答えが返ってくることがあります。話を進めて、どのように販売するのか、競業品はありますか、販売予定価格は、と続けてお聞きすると、まだ検討中です・・・。

化粧品OEMを担当していて、このまま進めると危ないと感じる瞬間です。

化粧品を作るという決断をされる場合、思いが強く、良いものを作れば、売れると考えてしまいがちですが、現実は難しいです。実際は、その逆で、品質が良くなくても、売れている商品はたくさんあります。

 

重要なことは、「誰に売るのか」ということ
お客様のニーズにあった商品の検証・検討が必要

重要なことは、「誰に売るのか」ということを、徹底的に突き詰めて考えることだと思います。良い商品であっても、お客様のニーズと合っていなければ、売れないというのが現実です。

お客様を具体的にイメージして、どんなニーズがあるのか、出来れば、どんなお悩みがあるのかを考え、それを解決する化粧品はどんなものか、どれくらいの価格なら買って頂けるか、どんな売り場なら買いやすいのか、丁寧に検証して頂きいと思います。

ここまでの内容が整理されていれば、化粧品OEMを具体的に進める準備は整ったと言えます。

 

化粧品OEMを進める場合
コストとロットの兼ね合いが重要!?

化粧品OEMを進める場合、最終的には、コストとロットの兼ね合いが重要になってきます。事前に検討したお客様の属性、販路により、販売価格を、高価格・中価格・低価格からを選択して、具体化していきます。準備が整っていると、迷うことなく、進められるのでスムーズです。

ちなみに数万円の高価格の化粧品の場合、コストに多少の余裕がありますので、100個程度の極小ロットでも、ビジネスと成立させることは可能です。

しかし、ドラッグストアで販売する1,000円以下の化粧品を100個で作って、ビジネスとして成立させることは不可能です。1,000個でも難しく、最低でも5,000個ぐらいのロットが必要かと思います。化粧品のアイテムやパッケージの仕様にもよりますので、ご興味がある方は、お気軽に、ご相談ください。

商品開発には、進めながら考えるという手法もありますが、事前に「誰に売るのか」ということを、しっかりと考えて頂くことが、成功への近道であり、失敗しない保険でもあると考えます。

 

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